2014年1月15日水曜日

スシローで一息

年が明けて最初のゼミ。

ゼミ4年生がぞろぞろ集まってくる。

卒業研究の本文と抄録は提出したが、発表会が残っている。

これからポスターと発表原稿を準備するのだ。

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A子がポスターの下図を持ってきた。

A子「先生、できました。見てください。」

私「A子にしては、下図が出来上がるのが早いな」

A子「もう、苦しみたくはないので…」

A子は本文の作成がかなり遅れ、締切に間に合わせるためにかなり苦労した。

だから今回は早めに完成させたいと思っているのだろう。


A男もポスターの下図を持ってきた。

バランスよく上手にレイアウトしてある。

私「お~、A男にしてはレイアウトが上手じゃん。」

私は率直な感想を口にした。

中間発表で作成したA男のポスターは、内容はしっかりしているのだが、レイアウトがしょぼかった。

それが、今回はなかなか上手になっている。

皆、学習効果が現れているね。

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B子がポスターの下図を持ってきた。

その下図をよくよく見ると、内容がおかしい。

データと解釈が食い違っている。

B子の抄録を見直す。

私「これ、おかしいのじゃないの?」

B子「やっぱりー。なんか、おかしいと思っていた。」

私「抄録は、昨日、印刷業者に渡した。間違ったまま印刷されてしまう。」

B子「ヤバくない?」

私「ヤバイ。」

B子はしばらく迷っていたが、この際、抄録を書き直すことを決心した。

そして、すでに印刷業者に渡っている原稿と差し替えが可能かどうか、打診することになった。

緊急事態だ。

私はすぐに研究室に戻り、印刷業者に電話する。

私「あの~、その~、お忙しいところ恐縮ですが~、昨日お渡しした原稿の一部を差し替えたいのですが…」(丁重な雰囲気)

業者「すでに作業が進行しています。その原稿は、冊子の前の方のページですか、後ろの方のページですか。」(毅然とした態度)

私「おそらく、真ん中あたりではないかと…」

業者「微妙ですね。今日の作業で、そのあたりまで終了していますから。でも、まあ一応、原稿を受け取りに明日うかがいます。」

演習室に戻ってそのことをB子に伝えた。

B子はさっそく抄録を修正し始めた。


(↑ ミスが見つかってあわてるA子)


私が密かにB子の写真を撮っていると、その私の姿を面白がって、他のゼミ生が私を写真に撮っていた。


 

(↑ 私を撮影しようとしているゼミ生2人)



なんとか、抄録の差し替えができそうでよかった…

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おなかがすいて、残っていたゼミ生4人とご飯を食べに行く。

スシローだ。

ゼミ生たちは、猛烈な勢いで注文しまくり。

圧倒されてしまう。

いったい何皿食べるつもりなんだろう。


(↑ 猛烈な勢いで食べるゼミ生たち)



B子「先生も注文しないと。誰も注文してくれないからねっ」

私「わ、わかった…」

私は、まぐろやサーモンの定番を注文する。

ゼミ生たちは、猛烈な勢いで食べたかと思うと、

「もう、おかなか一杯」と箸を置いた。

結局、8皿~10皿程度で、それほど多いわけではない。

やっぱり女の子。

ちょっと卒業研究で疲れたので、一息つけてよかったね。