結婚して子どもが生まれると、その子どもの写真が写った年賀状が。
結婚していない場合は、旅行先などでの自分を写した年賀状が。
今年もさまざまな年賀状が届いた。
(↑ 今年届いたゼミの卒業生からの年賀状)
今年は30人のゼミ卒業生から年賀状が届いた。
ゼミの期ごとの内訳は、次の表のとおり。
ゼミ1期生は卒業して10年以上がたつが、年賀状のやり取りをしているゼミ生がいる。
顔はずいぶん大人っぽくなり、学生時代の面影はなくなりつつある。
それでも写真を見れば、誰なのかすぐにわかる。
なんとゼミ11期生は、半数以上と年賀状のやり取りがある。
ゼミ11期生は、個性豊かで、まとまりがとてもよかった。
NHKの「中学生日記」に出演していたゼミ生もいれば、童話を書いて賞をもらい、イタリア旅行したゼミ生もいた。
また現役で教員採用試験に合格したゼミ生もいたし、銀行員をやりながら教員をめざし、一発で合格したゼミ生もいた。
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卒業生からの年賀状を見ると、在学当時の出来事が思い浮かぶ。
ゼミ生ひとりひとりに、エピソードがある。
そういえば、こんなことがあったなと昔を振り返る。
卒業して年月がいくらたっても、浮かんでくるのは大学当時の顔だ。
私の心のなかのゼミ生は、何年たっても若い。
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返信する私の年賀状は、最近のゼミの様子を書く。
今年の年賀状には、ゼミで使っている演習室の様子や、同窓会で写したプリクラを載せた。
(↑ 今年のゼミ卒業生向けの年賀状)
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長い文章が書かれた年賀状があった。
A子からだった。
(↑ A子からの年賀状)
私が、幸せな人生を送ってほしいと特に願うゼミ生だ。
A子は卒業研究を提出した4年生の冬、発表会を目前にひかえていた時だった。
卒業研究の発表をし、4年生の必修科目の試験を受ければ、卒業できる状況だった。
しかし、A子の身に降りかかった悲惨な出来事によって、卒業が半年延期されてしまったのだ。
A子の受けた苦痛を思うと、今でも心が痛む。
卒業後、何年かして縁があって結婚し、そして今年出産予定だという。
よかった、よかった。
A子の年賀状には、陽気にこう書かれてあった。
「先生も定年までまだまだ頑張ってね!ずっと応援している!!」
明るいA子に、こちらが励まされている…