卒業研究中間発表会が9月にあり、その準備をするのである。
卒業研究発表会では、笹竹ゼミは、パソコンではなくポスターを使う。
しかも発表原稿を見ないで発表する。
それが笹竹ゼミの伝統。
昨年の卒業研究発表会の様子
他のゼミはパソコンを使って発表しているようだ。
実は、笹竹ゼミでもパソコンを使って発表したことがある。
ゼミ2期生の卒業研究発表会だった。
当時、パソコンを使って発表したのは笹竹ゼミだけであり、時代の最先端を走っていた。
しかし…
私は面白くなかった。
確かにパソコンを用いると、きれいで鮮やかな発表ができる。
でも気持ちが伝わりにくい。皆スライドばかりを見つめている。
そこでゼミ3期生からパソコンを使わずに、模造紙に図やキーワードを書いて発表することにした。
この発表のスタイルは、その後10年以上も続いている。
ゼミ生はポスターを作るのが大変なようだけどね。
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ゼミ生に卒業研究をやらせるのは、いつもたいへん。
すぐにおしゃべりをして遊んでしまうし、進め方がわからないと放り出してしまう。
そして「今日はやる気が出ない」などと言う。
そんなゼミ生との戦いが、今年も始まった。
毎年こんな感じ
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ゼミ生 「卒論、今日はやる気がしない。」
先生 「ゆっくりやろう。俺は何年たっても見捨てないからねっ。」
ゼミ生 「う~、先生は、今の私を見捨てているー」
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先生 「この抄録、ミスがたくさんある。自分で探し出してやり直し。」
ゼミ生 「どこが間違いなのか、教えてくれてもいいじゃん。」
先生 「人生は~、そんな甘くはないな。」
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ゼミ生 「先生~、ポスターの図を考えて~」
先生 「自分で考えるんだよ、アドバイスはしてあげるけど。」
ゼミ生 「じゃあ、アドバイスして~」
先生 「まだ何も描いてないじゃあないか!」
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先生 「ポスターの3枚目の表は、おしゃれにレイアウトしておいて。」
ゼミ生 「無理、無理。私にはそんなセンスはありません。おしゃれな表はできません。」
先生 「じゃあ、かっこいい表にしておいて。」
ゼミ生 「同じことじゃん!」
個人情報保護のためぼかし入り
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午後6時近くになっても終わらない。
おなかがすいたので、学内のコンビニに行く。
売れ残ったおにぎりやおかずが半額。
それらをすべて買って、ゼミ生にもあげた。
研究室で夕ご飯。
半額のおにぎりとおかず。
ウーロン茶は昨年の学園祭の残り
(賞味期限が切れていたが…)
(賞味期限が切れていたが…)
今年もゼミ生との戦いが始まった。