A子が言った。
A子 「先生、私のこと、太いって4年生に言ったでしょう。」
私 「俺が、A子が太いって、言うわけないだろう。」
A子 「でも、4年生が言ってました。先生が太いって言っていたって。」
よくよく思い出してみると、似たようなことを言った記憶がある。
私 「う~ん、少しは言ったかも…」
A子 「そうでしょうー」
思い出した。
4年生が、「A子は太い」とよく言っていたが、私にはそんな印象はまったくなかった。
ただ合宿の二日目に、A子がジャージ姿ではなく私服だったとき、体格はいいなとは感じた。
その時のことを、4年生に話した記憶はある。
ただし、太いという表現はしておらず、体格がいいと表現している。
だって、女子学生に対して、「太い」という表現をしたら、大問題になることは十分承知しているからだ。
おそらく、4年生はそのような区別はせず、「先生は太いと言った」と表現したのだろう。
困ったもんだ。
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4年生のゼミの時間…
ゼミ4年のB子がにこにこしている。
地元の金融機関に内定をもらったという。
最終面接の様子について語り始めた。
B子の履歴書の趣味の欄に「歌を歌うこと」と記載してあった。
ある役員に、そのことについて尋ねられた。
A子は、この面接の場でも歌を歌うことができると自己ピーアールした。
そして、なんと、最終面接で、歌を歌うことになったのだ。
歌は「津軽海峡冬景色」。
いつか、研究室でも歌っていた曲だ。
歌のおかげで、最終面接はおおいに盛り上がった。
B子の明るさと元気さ、人なつっこさによって、合格。
そして総合職として内定をもらった。
すごい快挙だ。
ただB子には問題があった…
卒論方のゼミ生に比較して、かなり遅れていることだ。
何回もそれを指摘しているが、あいかわらず、B子はのんびりしている。
「7月までにデータを取ればいいのでしょう」などと言っているが、教育実習もあるし、それも危険な状況だ。
そこで私はいいことを思いついた。
教育実習が終わったら、しっかり卒業研究をやりますと、ビデオの前で誓約させるのだ。
誓約した場面がビデオに残るのだから、B子はしっかりやらざるを得ないだろう。
さっそくビデオ撮影が行われた。
B子「私は、教育実習が終わったら、アンケートを作成し…」
(↑ 卒業研究の誓約のビデオ撮影をしているところ)
こんな時でも、B子はニコニコしながらしゃべっている。
だからB子は就活の面接でも歌を歌えるんだけどね。
就活では、人柄も重要であることを教えてくれたB子でした。
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就活の内定者が出始め、教育実習も始まったので、4年ゼミは少人数。
どこか、のんびりムード。
卒業研究のデータを取り終わったC子とD子は、調子に乗って、「たこ焼きが食べたい~」と言い出した。
その場にいたゼミ生で、突然のたこ焼きパーティ。
(↑ 突然のたこ焼きパーティ)
3年生の学園祭で、さんざんたこ焼きを作っているので、手慣れている。
皆で、勝手にワイワイとたこ焼きを作っていた。
たまには、こんなパーティーもいいかもね。