金山アスナルのマツモトキヨシの前。
なつかしい顔がそろう。
今年の春卒業したゼミ14期生。
今日は同窓会。
久しぶりに会ったのに、まるで在学当時の雰囲気で、皆が集まっている。
同窓会なのに、単なるゼミのコンパという感じだ。
「先生!演習室に座椅子が入ったというじゃあないですか。私たちの時にはなかったのに…。今日は先生のおごり?」
ゼミの卒業生たちはなかなか手厳しい。
(注釈:スポーツで足腰を痛めているゼミ生は、卒業研究で長時間座っていることが苦痛なので、今年度から座椅子を導入した。)
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忘年会でにぎわう金山駅の近くの「桜坂」という店に入る。
そして同窓会が始まる。
(↑ 同窓会が始まった)
私が準備したゼミ卒業生それぞれに対するメッセージを書いた用紙を配布する。
皆そのメッセージを読んでいる。
(↑ 私のメッセージを読んでいるところ)
そして、あちこちで近況報告が始まる。
皆笑顔で語るが、仕事の話はハードな内容だった…。
「大学時代と違うことは、一日のなかで笑うことがなくなったこと。お客さん相手に愛想笑いはよくするが…」
「残業しても残業手当はなく、勤務して1年間はボーナスも出ない。」
「帰るのは早くて午後9時。だいたいは終電で帰る。夜食事はせず、1日2食。」(体重が大学時代より4キロ減ったとのこと)
「午前4時30分に起きて、7時前に職場について、皆が出勤する前に、仕事の準備をしている。」
「疲れて帰るので、どんなに空腹でも先に寝たいと思う。こんなことは大学時代にはなかった。」
ハードな労働環境だ。
そうかと思えば、ほぼ毎日午後5時30分に帰れる人もいた。
でもこの人は「パワハラの被害にあって、部署が変わった。」とのこと。
みんな、社会人になるとさまざまなことを体験している。
皆の近況報告を聞いていると、正直言って、胸が痛くなる。
ハードな労働環境を、ひいひい言いながら頑張っている。
心身が不調にならないか心配だ。
「こんなに働かせるなんて、日本の社会はどこかおかしい!」
こんな私でも、誰かに向かって叫びたくなる。
そして思ったことがある。
ゼミ卒業生の話を聞いていると、大学生はぬるま湯につかっているね~
朝早く起きれないとか、今日はやる気が起こらないと言って授業をさぼったり。
今のゼミ生の様子を見ていると、社会人になってしっかり務まるのかと心配になってしまう…
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店を出た後、プリクラを撮りに行く。
そういえば、在学当時もゼミのコンパの後はプリクラを撮りに言ったよな。
実は、若者に交じって、わたしのようなおじさんがプリクラの店に入るのは、非常に抵抗がある。
特に若い女の子たちから、じろじろ見られているような気がして、落ち着かない。
しかし、ここは我慢しなければならぬ。
それにプリクラは、ゼミ生たちがかわいく写るので(ほとんど詐欺だが)、見るのが楽しい。
(↑ 皆でプリクラを撮った)
なつかしく、楽しい同窓会になった。
また皆で会おうね。