メールの内容は次のようなものだった。
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広報誌でデートDVの特集を組むことになった。
その記事に、交際している男女の写真を載せたい。
写真のモデルを探している。
笹竹ゼミの学生さんに協力してもらえないか。
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〇〇市役所と笹竹ゼミは、以前から何かとつながりがある。
ここはぜひとも協力をする必要がある。
そこでゼミ4年生にモデルを依頼した。
実は、数枚の顔写真を撮るだけでよいと私は思っていた。
だから20分から30分で簡単に終わるだろうと思っていた。
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当日…
説明を受けてちょっとびっくり。
なかなか細かい。
・恋人が手をつないで歩くシーン
・彼が彼女からお金を無理やり借りるシーン
・彼女が食欲がなく食事ができなくなるシーン
・彼女が男性恐怖になって他の男性を怖がるシーン
・彼と彼女のポーズをつけた全身写真
こんな感じだった。
撮影が始まった。
シーンごとに撮影するのだが、学生は表情をつくるのにかなり苦労している。
それは当然で、いやそうな顔や怖がっている顔は、そう簡単にはできない。
しかし、何枚も取り直して、それらしい雰囲気をつくることができた。
なかなか雰囲気がよかったのは、「恋人が手をつないで歩くシーン」
そして、彼とのことに悩み、食欲不振で、食事ができなくなるシーンは…
また、男性恐怖になってしまい、他の男性が近寄ってきて、皆で楽しく話すのだが、彼女だけは恐怖の顔になっているシーンは…
(↑ 中央の女性が彼女役、男性恐怖になっている)
そしてポーズをとった全身写真では…
こんな感じの撮影会で、けっこうたいへんだった。
2時間の撮影会だった。
でも、貴重で楽しい経験になった。
〇〇市役所には感謝です。
なおこの広報誌は、11月1日発行。
大学の所在地の全世帯に配布されます。