2013年9月21日土曜日

疲れても演習室の掃除〜卒業研究中間発表が終わる〜

今年も卒業研究中間発表会が終わった。

改めて感じたことは、笹竹ゼミのテーマがバラエティに富んでいること。

スポーツ選手のあがりとか、体罰を問題視しない傾向などは卒業研究の定番で、毎年取り上げられる。

今年は、イルカセラピーをテーマにして、実際に香川県まで体験してきた学生がいた。

また学歓ホールのイメージを学生にアンケート調査し、それに基づいて学歓ホールの音楽を実際に作曲した学生もいた。

このように、テーマはさまざま。

だから、興味を持って聞き続けられる。



 
 
 
 
 
( ↑ 質問するゼミ3年生)
 
 
 
 
( ↑ 見学する2年生)



この点が笹竹ゼミの大きな特徴かもしれない。

卒業研究のテーマは、かなり学生の主体性に任せている(よいか悪いかは別として)。

学生が必死に考えてきたテーマを、私は「面白くない」とか「面白い」とか言う。

もちろん単なる面白さを問題にしているわけではない。

今後研究として発展する可能性や、テーマの難易度、それに対応した学生の能力などを総合的に、そして一瞬に判断するのだ。

今年は、神◯先生から厳しい指摘があった。

アンケートに逃げていると。

つまり文献をしっかり調べておらず、自分の体験から要因を考えるので、当たり前の要因になっているというのだ。

当たり前のことを調べるので、アンケートをする前から、結果がわかってしまう。

神◯先生の指摘のとおりだと思う。

論文をまとめるときは、データをしっかり解釈して、ユニークな結果を導きたい。


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今年の4年生の卒業研究には苦労している(前回のブログに書いたとおり)。

しかし、今年の4年生の最大の長所は、おどろくほどストレートに自己表現することだ。

皆わかりやすい性格をしている。

裏表がないので、指導は身体的には疲れるが、精神的には気は楽だ。


卒業研究発表会が終わった後、演習室の掃除を4年生にさせた。

あまりにも演習室が汚かったからだ。

どの部分をどのように掃除するべきかのリストを作成し、学生に選ばせた。

その用紙を見せたところ…

「(こんなリストを作るなんて)先生もヒマなのね」と学生。

個別に、具体的に指示しないと、学生はまったく動かないことはわかっているだよ。

またある学生は…

「発表会が終わって疲れているのに、掃除をさせるなんて、先生、鬼だわ」

学生は、もっともらしい理由をつけて、掃除しようとしないことはわかっているのだよ。

疲れていても演習室の掃除。

おかげで演習室がきれいになった。