2014年4月20日日曜日

警戒する3年生と疲れている4年生

春になった。


(↑ 私が撮影した桜)


これまで3年生であったゼミ生たちが、学年が上がって4年生になった。

でも、ゼミ生の顔を見ると、3年生だと思ってしまう。

3年生というイメージが残っていて、どうもピンとこない。


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そしてゼミ17期生が入ってきた。

第1回目のゼミが行われた。

皆、緊張している様子。

これまで私とあまり話したことがないので、私を警戒し、話しかけてこない。

どこかよそよそしい。

そう言えば、今年の春卒業していったある学生から、こう言われた。

「ゼミが始まった頃、笹竹先生は、やさしいのか、怖いのかわからず、どのような態度を取ればいいのか、わからなくて戸惑っていた…」

そうか…、ゼミ生たちは私への接し方に戸惑っていたのか。

実は、健康心理学の授業では、できるだけ「怖い先生」を演じようとしている。

150人の学生を相手にしているので、スキを見せると、すぐ学生は遊んでしまう。

だから、

「そこの学生、しゃべるな。うるさい。」

こんなぐあいに、学生を厳しく注意している。

でも、ゼミではすぐに化けの皮がはがれてしまう。

4年生になったばかりのゼミ16期生を見ればわかる。

1年前はおとなしかったが、今では私に対する態度は大きくなってしまった…


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今日は、ゼミ3年生にとっては最初のゼミなので、ゼミ生全員の氏名、ニックネーム、出身地などを記憶する。

そして記憶したかどうかのテストもある。

だから、皆、必死に覚えようとしていた。

毎年恒例、笹竹ゼミに入って最初に受ける試練だよ。




(↑ 名前を記憶したかどうかのテスト)



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4年生のゼミも始まった。

しかし…

春になったというのに、どうも元気がない。

疲れている様子。




(↑ 卒業研究のアンケートの準備をしているところ



その原因のひとつは、就活だ。

希望する会社に内定をもらったゼミ生は一人もいない。

「二次面接を受けて、結果を待っているけど、なかなか連絡が来ないから、落ちたと思う。」

「今度、面接試験がある会社に落ちたら、エントリーシートを出している会社がないから、最初からやり直しだわ。」

私が不用意に「落ちた」という表現を使うと…

「先生!落ちたなんて言わないでください。まだ心の傷が癒やされていないのに!」(不満そうな顔つき)

こんなぐあいに、皆、就活で苦戦しているのだ。

「早く、就活を終わりたい~」

本音をもらす学生もいる。

就活がうまくいかず、社会の厳しさを感じ始めている4年生。

このように厳しい試練を乗り越えて、学生から社会人へと気持ちを切り替えていくのだと思う。

まあ、当分の辛抱だな。(こう言うと、「その表現、軽い! 先生はいい加減ですね。」とよく学生から言われるが…)